体内では作ることができないDHA もし不足するとどうなるの?
2017/08/02
DHA(ドコサヘキサエン酸)とはDocosa Hexaenoic Acid
の頭文字をとったものです。
このDHAは、体内で生成することができない必須脂肪酸であるn-3系脂肪酸の一種です。
n-3系脂肪酸はオメガ3とも言われ、
体内で生成することができないので、
必ず食品等で摂取する必要があります。
オメガ3の仲間は、他にDHAと同じく青魚に多く含まれているEPAやアマニ油などに多く含まれるα―リノレン酸があります。
α-リノレン酸は、体内でDHAやEPAに変化することが知られています。
オメガ3の効果とDHA
オメガ3(n-3系脂肪酸)の効果としては
血液中のコレステロール濃度を正常にする→動脈硬化などの予防
血液をかたまりにくくする
炎症を抑える
ガンを抑制する
脳を活性化する
などが挙げられます。
このうち、DHAだけがもつ大きな特徴の一つが
オメガ3の中で唯一脳内に取り込むことができる物質であり、
脳の活性化に役立つということなのです。
DHAを取ることで判断力や集中力も高まる
食品総合研究所で行われた実験では
DHAを摂取することで判断力や集中力が高まることが実証されています。
<実験>
イワシの油(DHAが豊富です)を5パーセント含んだエサで飼育していたマウスに
一昼夜水を与えずにおく。
一方で、DHAやα-リノレン酸を含まないパーム油のエサで飼育しておいたマウスにも
同様に水を与えないでおく。
迷路をつくり、
ゴールには水を置いて置き、どちらのマウスが早く水に到達できるのかを調べる。
もう結果は明らかですよね?
予想通り、DHA豊富なイワシの油のエサを与えられていたマウスの方が、
圧倒的に早いスピードで水のあるゴールに到達できました。
それどころか、
DHAを摂取していないマウスは落ち着きもなく、
のどが渇いていて、一刻も早く水を摂取したい状態なのにも関わらず、
なかなかゴールまでたどり着けなかったのです。
DHAを摂取することで
的確な判断力と集中力が身についていることが明らかになったのです。
DHAが不足するとどうなるか?
上記の実験でも明らかになった通り、
DHAが不足すると、脳の働きが悪くなることで
記憶学習能力が低下するだけでなく、
落ち着きがなくなり、精神機能にも悪影響を与えることがわかっています。
子どもが落ち着きがないのは、DHAが不足していることが一因かもしれません。
人間の大人では脳の脂質の10%がDHAといわれています。
もしDHAが欠乏してくると、
脳細胞の膜を作ることができなくなってしまい、その部分の脳細胞が死んでしまいます。
すると脳のなかで情報伝達がうまくいかなくなってしまうのです。
このようにDHAは脳の機能を維持するのに必要不可欠なものなのです。
成長期にある子どもには、特に意識して積極的にDHAを摂取させたいですね。
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